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10月28日から始まる日本シリーズは、59年ぶりとなる関西ダービー。すでに阪神ファンとオリックスファンのつばぜり合いで盛り上がるなか、優勝パレードをめぐるクラウドファンディング（CF）は伸び悩んでいる。 【全然足りてない！】大阪府が主催する「優勝パレード」クラファンの状況は悲惨だ 　吉村洋文大阪府知事は10月18日、自身のX（旧Twitter）にこう書きこんだ。 《11月23日、阪神、オリックスの優勝パレードを兵庫、大阪で開催します。開催費用は約5億円。個人のクラウドファンディングと企業の協賛金で。クラファンでは両球団にご協力頂き、ここでしかない返礼品を準備しました。クラファンで応援してもいいよという方はこちらを↓》 　吉村知事が示したCFサイトには、「ファンとつくる歴史的な1日！阪神、オリックス優勝記念パレード」と書かれている。 　だが、大阪府のサイトでは実行委員会の名前が《兵庫・大阪連携「阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念パレード」～2025年大阪・関西万博500日前！》と書かれ、「万博」の文字が。そのため、SNSでは万博に便乗したCFを警戒する声が多く上がっている。 《阪神とオリックス優勝パレードのクラファン。どうせ中抜きするしするためにケチるし万博に使うんだろうなっていう嫌な信頼あるわ》 《クラファンで残った金は、当然阪神、オリックスの優勝パレードやねんから阪神、オリックスに渡すのが、筋でしょう　なんで吉村さんに渡さなあかんねん？　誰も維新や吉村さんや、万博や、カジノに寄付してないで。盗人猛々しいとはこの事ちゃう？》 《ねぇ球団関係者は？どこに居るの？　え？球団関係者居ないのにパレード実行委員会とか名乗って金集めてるの！？》 　CFは1口3000円からで、額に応じてキーホルダーやタオル、Tシャツ、優勝記念ポスターなどの限定記念品がもらえることになっている。 　だが、パレードは11月23日開催なのに、11月30日まで募集。目標金額の達成の有無にかかわらず続く「All in 方式」。さらに返礼品は2024年2月中に届く予定ということもあり、CF開始から1週間が経過した10月25日、15時の時点で、支援総額は3220万円。目標額の1割にも達していないのだ。 　SNSでは、CFの支援総額があまりに少ないことに対して、ツッコむ声が多く上がっている。 《オリックスと阪神のパレードのクラファン、全然集まってないな？w》 《やってもーてますね　足りないお金はどうするんでしょ？　はじめからオリックスは大阪　阪神は神戸で別々のクラファンすればよかったのに　それか両方でパレードするなら別日にするか…》 《1日で200万円ペースだと、確実に失敗》 《これ達成されなかったら足りないお金はどこから出るの??》 　CFの支援総額が目標金額に届かなくても、企業協賛を募り、パレードは実行する予定。だが、その額があまりに少なければ、59年ぶりの「関西ダービ―」に水を差すことになりかねない。