なかなか面白い・・・・

昨日、新宿でジャケ買いした小説。
余りかくとネタバレになってしますので、軽く撫でるとすれば、誰も死なない探偵小説っつう感じで、基本的には学園内で起きる事件(?)を解決するという話。
ただし、主人公である小鳩君と小佐内さんは「小市民」の皮をかぶった狐と狼だった・・・みたいな感じだろうか
現在、春期限定と夏季限定と来ているので、間違いなく秋期限定と冬期限定が出るであろう。(多分4部作となるんじゃないだろうか?)
基本的に小鳩君の一人称で物語は語られていき、スラスラ読めるように書いてある。この辺は作者である米澤 穂信氏のストーリーテラーぶりが伺えます。
文章を書いたことがある人なら分かると思いますが、スラスラ読めるように文章を構成し、且つお話自体を飽きさせないようにするというのは結構大変であり、この小説の対象が少年少女向けに書かれているだろうという事を考慮に入れてもなかなか出来るもんじゃないです。
また、Wikipediaの説明によれば、
金沢大学文学部卒業後、2001年、『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞してデビューした。
その後、日本を舞台にユーゴスラビア紛争をからめて書いた『さよなら妖精』で2004年度の『このミステリーがすごい!』(このミス)で20位に、2005年には作風をかえて私立探偵ものに挑戦した『犬はどこだ』で『このミス』の第8位にそれぞれ位置づけられ、広く世に知られるようになった。また、2006年度は、『夏期限定トロピカルパフェ事件』が『このミス』の10位に、『ボトルネック』が15位にそれぞれランクインし、2作同時のトップ20入りを果たした。
「日常の謎」を扱った、青春ミステリと呼ばれるジャンルの作品を主に発表している。ムラの少ない叮嚀な文体が支持されている一方、作風が地味だという声も少なからずある。
「このミス」でも順当に順位を上げており、若手期待のミステリー小説家と言えなくもないでしょう。(まぁ、若手期待のミステリー小説家っていう見出しの人は結構多いわけですけど)
個人的に、また限定シリーズ(小市民シリーズ)しか読んでなく、他の作品を読むかどうか相当微妙ですが、小市民シリーズだけは買っていこうかと思っていたりします。
文体はさらさら読めるし、結構面白いので、ボーイミーツな青春ミステリを読みたい方にはうってつけです。
ちなみに、春期限定は14版、夏季限定は5版と順調に部数を伸ばしており、このまま秋期限定、冬期限定と出てくれば、シリーズミリオンは行けるような気がします。(14版でいくつ刷っているのか分かりませんけど)
あと、ジャケ買い衝動のイラストレーターさんは、片山若子さんという方で、同人出身のイラストレーターさんみたいですね。
【関連URL】
・Amazon:春期限定いちごタルト事件
・Amazon:夏期限定トロピカルパフェ事件
・米澤穂信 - Wikipedia
・汎夢殿(米澤穂信公式ページ)
・渋皮栗(片山若子公式ページ)