素晴らしいインタビュー・・・そして2ch勇士の名翻訳
以下、勝手に抜粋・転載:
Mac関連ネタをもの凄い勢いで翻訳するスレ 6
「ソウルのために」
iPodの5歳の誕生日を目前に控え、スティーブ・ジョブズ氏がこのMP3プレイヤーのデ
ザイン、クールな部分、そして人々の音楽のきき方に与えた影響について語る。
スティーブン・レビー ニューズウィーク
2006年10月14〜23日はアップル社iPodの5周年アニバーサリーになる。ニューズウィ
ークのスティーブン・レビー(今月発刊のiPodに関する書籍「完璧なもの」の著者)
とともに、CEOスティーブ・ジョブズ氏が、アップルと世界を変えたこの製品の過去、
現在、そして未来について語る。
ニューズウィーク:iPodの開発期間中、これほど大きな製品になると感じていました
か?
禿:いけそうかどうかを知るポイントは、プロジェクトの関係者自身が欲しくなって、
財布を持って店頭で買うのが待ちきれないかどうかだ。iPodは明らかにそういうケー
スだった。チーム全員が欲しがった。
ニ:他の企業がすでにハードディスク音楽プレイヤーを試みていました。なぜApple
が成功したのでしょう?
禿:我々にはハードウェア技術、工業デザイン技術、そしてiTunesを含めたソフトウ
ェア技術があった。我々の一番よかった点は、音楽ライブラリをiPod上で管理しよう
とせず、iTunesで管理すべきだと決めたことだ。他の企業はプレイヤー上でなにもか
もやろうとして、すっかり複雑で使い物にならなくしていた。
ニ:iPodのデザイン上の教訓はなんでしょうか?
禿:多くのコンシューマープロダクトのデザインを見ると、本当に複雑な外観をして
いる。我々はずっと統合的でシンプルなものをつくろうとしたんだ。問題を解決しよ
うとする際にすぐ思いつくソリューションというのは非常に複雑なものだが、ほとん
どの人がそこでやめてしまう。だが、さらに前進を続け、問題とともにすごし、タマ
ネギの皮を剥いでいくと、非常にエレガントでシンプルなソリューションに行き着け
ることが多い。ほとんどの人は単に必要な時間と労力を注いでいないだけなんだ。消
費者はよくわかっているしよく考え抜かれたものを欲しがってるって我々は信じてい
るよ。
ニ:iPodは人気がですぎて魅力を失うのではないかという人もいます。ディック・チ
ェイニーやエリザベス女王が持っているのにクールなわけないじゃないか、とね。
禿:それはみんなに唇があるから愛する人の唇にキスしたくないっていうようなもの
だよ。まったく理屈になってない。我々はクールに見えるようにがんばってるんじゃ
ない。できる限りの最良の製品をつくろうとしているだけだよ。そしてもしそれがク
ールなら、それはすばらしいね。
ニ:無関係な技術でもいいのですが、どんな製品をクールだと思いますか?
禿:きちんと役割を果たし、生活の中に姿を消してしまうような製品が好きだね。リ
ーバイスみたいにね。いってみれば、ただ薄くなり、姿を消し、だれもあまり意識し
ない。だけど見てみるとデザインが美しくて、なにかを感じる。質というのは人々の
持つフィーリングで理解されるんだ。はっきりと何故かは理解できなくても、熟慮さ
れ愛情をもって設計された製品だということはわかる。
ニ:iTunesストアについてきかせてください。それまでデジタルミュージックを拒み
続けていた音楽レーベルにどうやって契約させたのですか?
禿:18ヶ月以上ものプロセスだった。彼らとまず会うところから始めなくてはならな
かった。彼らがやろうとしていたたくさんの計画が失敗するだろうってひと通り予言
した。それから彼らは実際にやってみて、我々の予言したとおりの原因でみんな失敗
した。1・2ヶ月おきに訪問し続けてようやく我々がいくらか問題を理解していると信
じてくれはじめ、いっしょにチャンスにかけようというところまで信頼を得た。ここ
で思い出してほしいんだけど最初はMacだけだった。つまり我々の使った議論ってい
うのはこういうことだ。「我々がぜんぜん間違っていてMacユーザーの音楽マーケッ
トを完全にダメにしてしまったとしても、サンドボックスが小さいから音楽マーケッ
ト全体でいえばあなた方はたいしたダメージをうけずに済む」マッキントッシュの(
小さい)マーケットシェアが役立った実例だよ。それから6ヶ月ほど後、我々はこの
壁を取払って全マーケットに移行できるよう説得することに成功したんだ。
ニ:現在いくつかのレーベルはiTunesがその支配的なマーケットシェアによって力を
持ちすぎていると考えています。
禿:我々は一度だって彼らに値下げするよう頼んだことはないよ。
ニ:それはそうですが、いくつかのレーベルが値上げしたがった時、そうしないよう
には頼んでいます。
禿:我々の中心的な初期戦略は、違法コピーをとめたければよりよい製品と公正な価
格で打ち勝つことだ、ということだった。本質においてこれは人々と取引するという
ことだ。公正な価格を支払うなら、我々がよりよい製品を提供し、彼らも法を犯さず
にすむ。そしてそのとおりになった。もし今我々が立ち返って値上げしたら――これ
こそ昨年レコード会社に話したことなんだけど――この暗黙の取引を破ることになる。
多くのユーザーが「音楽企業は騙し討ちするだろうって思ってたよ。やっぱりね。」
っていうだろう。そして彼らは二度とiTunesから買わなくなっただろう。
ニ:Appleから買った曲がiTunesとiPodでしか再生できないのは顧客にとってフェア
だと思いますか?
禿:うーん、彼らはそう知っているよ。
ニ:以前あなたは「顧客から要望があれば、相互運用について検討するだろう」とい
っていました。
禿:これまで誰も要望してこなかった。みんなiTMSから音楽を買う時点でiPod用だと
前もって知ってるし、我々はその点についてなにも隠そうとしていないよ。
ニ:マイクロソフトがiPodの新ライバルZuneを発表しました。彼らはこれがコミュニ
ティーをつくる製品だといっています。心配されていますか?
禿:ひと言でいってノーだ。デモをインターネットで見たよ。どうやって他のZuneユ
ーザーを探し、3回再生できる曲を渡すのかをね。とてつもなく時間がかかる。あん
なの終わるまでに女の子はやめてどっか行っちゃうよ! イヤフォンを片方はずして
彼女の耳につけてあげたほうがずっといい。そしたら2フィートのヘッドフォンケー
ブルでつながることができるよ。
ニ:iPodには今やビデオ、ゲーム、オーディオブック、それにポッドキャストもあり
ます。iPodはこれからもずっと音楽のための製品なのでしょうか?
禿:そんなのだれにもわからないよ。でも、ずっとずっとずっとずっと長い間音楽が
iPodの中心から外れるなんてあまり想像できないな。私は音楽が重要だった時代に育
ってとても幸運だ。単なるBGMとかじゃなくて、育ちつつある若い世代にとって本当
に重要なものだった。本当に世界を変えたんだ。しばらくの間音楽の重要さは低くな
っていたけど、iPodが音楽を人々の人生に取り戻す重要な助けになったと思う。音楽
は我々全員の奥底にある。だけど一日、一週間、一ヶ月、一年なら真剣に音楽をきか
ずにいるのは容易い。でもiPodがとてつもなくたくさんの人を変えたし、それは私に
とって本当にうれしい。音楽はソウルのためにいいと思ってるからね。
【関連URL】
・Q&A: Jobs on iPod's Cultural Impact - Newsweek Technology - MSNBC.com
・Mac関連ネタをもの凄い勢いで翻訳するスレ 6