現在、ネットの流行はblogとSNSだが、個人的に注目しているのはXOOPSに代表されるコミュニティサイトだ。
blogが個人的な点と点を結ぶサービスに対して、mixiはその中で限られた中で個人が線を作っているサービスだと思う。
mixiは、現在毎日ユーザ数が上がっており、ほぼ日本のSNSを独占したと言っていいだろう。
ただし、これはNiftyが流行ったように、また2chが流行ったように、最終的に飽和しているものであるし、所詮mixiという枠の中でしか発展できないので、これ以上何かあるというわけでもなさそうな気がする。
また、Businessという観点からとらえたときにも、mixiという民間の一企業がやっているサービスは、周辺にサイドビジネスを構築しにくい形となりやすく、結局市場規模というものがある程度の枠で固まってしまう事も予想される。
実際、blog、mixiに関連するBusinessとしては、関連書籍というモノがあるわけであるが、一時的な乱立はあったにせよ、現在は既に市場が飽和してしまい、Businessという観点から見れば「終わった」という印象がある。
さて、絶えず流動しているネットサービスのトレンドであるわけであるが、現在静かなブームが訪れているのが、XOOPSを代表とされるコミュニティサイト構築ソフトウェア群だ。
blogでユーザ個々が点と点を結び、mixiでは限定的ながらコミュニティを作り上げていったという側面を考えると、より自由度の高い、コミュニティサイトに注目が集まるのも自然の流れだと思う。
コミュニティサイトの利点としては、
・より自由度の高いコミュニティが作成出来る
・コミュニティポリシーを設定出来る
・ユーザ情報等のセキュアなデータを管理者が管理出来る
という利点がある。
現在、コミュニティサイトは欧米では着々と数を増やしており、商業的なサイトも存在する。
また、そのコミュニティサイトに多く使われているのが、XOOPS(正式にはeXtensible Object Oriented Portal System:拡張可能なオブジェクト指向ポータルシステム)である。
XOOPSの簡単な機能を上げると、
・PHP4、DBが使用可能なサーバで利用が出来る
・コミュニティサイト構築用の機能が既に実装されており、セキュアなサービスも提供出来る
・ユーザ管理等が行いやすい
・モジュール、テーマと呼ばれる機能拡張があり、ユーザがガイドラインに従い、実装出来る
・OpenSourceであるので、Sourceをユーザが自由にHACK、カスタマイズ出来る
技術的な話をすると、MTがcgi(基本的にはperl)を基本としているのに対して、XOOPSはPHP+DBを基本としているところで(注:MTもカスタマイズ次第ではPHP+DBの構築が可能だが、適用・運用・管理にはある一定の知識が必要である)、これはパフォーマンスという側面と、カスタマイズという2点に置いてMTよりも自由度が高く、且つ、高速・高品位に運用が出来るという事である。(cgiもチューニング次第ではPHPに負けないぐらいのパフォーマンスを出す事は出来るが、サーバ自体にカスタマイズを要求するので、サーバ自体を管理しなければならない)
また、XOOPSは、モジュールと言われる機能拡張が搭載されており、また初期モジュールだけでもある程度の運用が出来るのも大きい。
現在、日本のXOOPS事情であるが、技術系雑誌で大きく扱われており、また、関連書籍もようやく出始めた初期状態とあると言っていいだろう。
無論、サイト自体も、まだまだ少なく、情報も少ないので、限定的に使用されている形となっているが、ここ1〜2年で間違いなく爆発的に伸びるサービスだと言えるだろう。
その時、XOOPSを使ったどういうBusinessが考えられるかを、既に考えている人間もいるという。
刮目して注目したい。
【関連URL】
・XOOPS JAPAN
・Amazon:Customizing XOOPS ~自由にデザイン・自在にHack
・Amazon:XOOPSでつくる!最強のコミュニティサイト
・Amazon:XOOPS入門 ―― ひとが集まるWebをつくる。
・Amazon:XOOPSによるポータルサイト構築

